イベント情報
日時:2025年9月15日(月・敬老の日)
会場:早稲田大学小野梓記念館
【参加作家と作品】
太田慎一郎『虐殺前夜/GrayFiction』
川上さわ 『無題』
菊池路介 『幾何中毒』
北野陽太『逆流』
楠城昇馬『ノイズ』
全作品上映終了後、参加作家による座談会があります。
入場無料
上映会ご案内
20年代の視角
――若き才能が、集まり、離れる
映画制作に取り組む若き作家たちが、偶然の出会いとご縁をきっかけに繋がり、
互いの作品を持ち寄り、連続上映と対話の場を2023年に立ち上げました。
私たちが今、目の当たりにしているのは、かつてないほど多様な映画制作のあり方です。
スマートフォン、SNS、AI――技術の進化は映像を“民主化”し、誰もが表現者となる時代が到来しました。
これは危機であると同時に、希望でもあります。
では、そんな時代に、2020年代を生きる若い映画制作者たちは、どのような視角で世界を見つめているのでしょうか?
AIが創作の領域に入り込んだ今、芸術とは、映画とは、人がつくる意味とは何か――。
この問いを、私たちはもう一度、現場から立ち上げたいと思います。
今回の企画では、作品の背景や制作動機はもちろん、
出演者やスタッフの集め方、現場でのコミュニケーションの工夫、
限られた予算でどう継続していくか、
そしてAIやChatGPTの創作への影響についても率直に語り合います。
メジャーとインディペンデントのあいだで揺れ動きながら、
「うまくいかなさ」や「困難さ」を引き受けつつ、それでもなお表現しようとする、
そんな今のリアルを共有したいのです。
私たちは群れず、孤立もせず、
ただ緩やかに交差しながら、それぞれの創作を続けていきたい。
「集まり、離れる」――その繰り返しの中に、
何か新しく、より良いものが生まれていくことを信じて。
このたび、映画と対話の実験空間として、3年目の開催を迎えます。
どうぞこの試みに、ご参集ください。
参加作家紹介
太田慎一郎
早稲田大学文化構想学部社会構築論系卒業。
中学3年の頃から映画製作を始める。
映画甲子園eiga worldcup2019 自由部門優秀音楽賞&地域部門全国2位優秀作品賞受賞。
米大使館協賛KACビデオ甲子園2019 日米総合優勝。
第2回国連SDGsクリエイティブアワード普及促進映像大賞受賞&ANA国内線及び国際線にて1年間上映。
2022〜2023年、400万円予算100人出演規模のミュージカル舞台を3度演出監督として手掛ける。
2021〜2023年に製作監督した、コロナ禍に制作したミュージカル映画、腐敗した社会で映画を作る若者を描いた群像劇青春映画の2作品は高円寺国際学生映画祭で、高円寺シアターバックスにて上映。
地元国立市の上映イベント「くにたち映画館」では、4年間多くの映画上映を一般向けに企画し、上映権を交渉し、『雨に唄えば』(1952)『たまらん坂』(2019)『ロシュフォールの恋人たち』(1967)『オッペンハイマー』(2023)などを上映。大学では平和学を専攻し、「修復的正義」を研究。日本,韓国,中国,台湾,モンゴルの研究者が集まるトレーニングに参加し、2023年はモンゴルに2週間、2024年は宮崎で1週間、世界中の平和学研究者と対話を深めた。2024年夏には、ドイツ大使館協賛のプログラムで国内10人の1人に選ばれ、ベルリンに赴き現地の若者との歴史対話に参加。
川上さわ
2002年岡山生まれ。⽴教⼤学現代⼼理学部映像⾝体学科に在籍。⼤学では映像と知覚について学ぶ。劇作家・演出家の松⽥正隆に師事。初監督作『散文、ただしルール』がカナザワ映画祭グランプリを受賞。2024年に初長編作『地獄のSE』が公開。劇映画だけではなく、日記映画の制作・上映などの活動もしています。
菊池路介
1998年香川県生まれ。
大学時代から自主映画制作を始める。
「モンブラントラベラー」で第一回山国映画祭グランプリ。
2025年1月、山国映画祭の支援を受け長編「スプラヒスピル」を制作。
北野陽太
2002年5月13日生まれ
大学1年生から映像制作を始める。
『Decalcomania』(第35回早稲田映画まつり入選)『サワとリン』などの自主制作映画の他、CM やPVばどの制作も行う。初の長編作品『女』が、カナザワ映画祭2024期待の新人監督2024に入選&早稲田映画まつり観客賞。映画配給レーベルCinemago配給のもと、2025年5月に劇場公開された。
最新作の短編『逆流』が仙台短編映画祭、栃木国際映画祭に入選。
また、カラリストとしても多くの作品に参加。高級感のあるソリッドな映像から、色彩豊かで華やかな映像まで幅広いレンジのグレーディングが定評を集める。
楠城昇馬
2001年生まれ。早稲田大学政治学研究科ジャーナリズムコース在籍。
主な監督作品
・『重なる』(2022)シアターカフェ2周年記念開放祭上映、第七回福井短編映画祭 優秀賞
・『癒死』(2023)ホラーオムニバス短編集「百奇夜噺」(ラミアプロジェクト)収録
・『あるきはじめて』(2024)高円寺学生映画祭 銀河マリゴールドシネマ賞(特別審査員賞)
バナー制作:水野幸司 @potatovirusXXXX
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主催 A&ANS
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